1月3日(火)片瀬鍼灸院院長・山本裕美先生
「寒」の時期。
この頃に汲んだ水は雑菌が少なく、長持ちすると言われ、お酒の仕込みが行われる頃です。
凍り豆腐、寒天、醤油も、この頃に仕込むと長持ちすると言われています。
美味しい食品や飲み物を作るには寒さも必要ですが、厳しい寒さはヒトの体には
負担になります。
症状の特徴としては 東洋医学では、体に悪い影響を与える「寒さや冷え」のことを「寒邪」と
言います。寒邪は「コリや筋肉の痛み」を強くするため、冬は肩こり、腰痛や関節の
痛みが出やすい季節です。
からだを温める入浴、お灸、食事、運動・・・体を温めるには色々な方法がありますが、
今回は ボトル灸を紹介いただきました。
外出中や、お灸が苦手な方、小さいお子さんがいて火を使えない方などは、ペット
ボトルをお灸代わりに使用してはいかがでしょう。お灸の温度は約50~60°で、
市販のペットボトルも50°位なので、手軽に温めるにはちょうどよい温度と言えます。
作り方
①ホット専用のペットボトルに、1/3位まで水を先に入れる
②次に熱いお湯を入れる★注ぐ時に火傷に注意
③症状に合わせてツボに当てる
温度の調節はハンカチなどを利用する
使い方
肩こりや腰の痛みなどに利用できます。薄いハンカチなどを当てて温度の調節も
できるので便利です。
おススメのツボは
肩こり・・今回湘南マガジン44号で紹介した曲池や、マガジン37号の合谷、マガジン41号の大椎。
腰痛・・特に慢性の腰痛におすすめ。痛い部分に当てます。
かぜのひき始め・・大椎や頸のうしろ
生理痛・・寒い時期には生理痛のお腹の痛みが強くなることがあります
そんな時には、おへその下あたりを温めると良いです
小さなお子さんに・・空気の乾燥で、咳が出やすい季節です
小さなお子さんにする時は、下着の上から温めのペットボトルで行います
左右の肩甲骨の間をコロコロ転がしてください。
片瀬鍼灸院HPコチラhttp://www.katase-shinkyuin.com/s/