3月15日(火)「わっしょい!葉山」御用邸消失と10年後の再建
しかし花粉に耐える日々です。
葉山町提供「わっしょい!葉山」
葉山町町制施行90周年記念誌「葉山町の歴史とくらし」から
2年間に渡ってお伝えしてきましたこのシリーズも最終回です。
今日は 現代から「御用邸焼失と10年後の再建」を紹介しました。
昭和46年(1971)1月27日に、御用邸は心ない青年の放火によって焼失
しました。炎上の模様が、葉山に住んでいた作曲家でエッセイストの團伊玖磨によって、
翌週すぐに『アサヒグラフ』2月号の連載随筆に描かれ その描写も番組内で
お伝えしました。
御用邸焼失の翌1月28日に、葉山町は臨時町議会を開き、
2月1日に、「御用邸再建推進会」を立ち上げ、再建に向けて活動を開始しました。
その後、再建署名運動を始め、町民有権者の89・2%である1万2417人の署名を集めて
宮内庁、政府に陳情をした努力もあってか、昭和53年(1978)には再建予算が
国会を通過し、10月7日着工に至ったということです。
(中略)
天皇皇后両陛下は、たびたび葉山御用邸に行幸啓され、葉山の海辺や森の休日を
過ごされています。バードウォッチングをされている小路や、お買い物の店先で、
思いもかけずお見かけすることもあり、葉山町民ならではの皇室への親しみが
増していきます。皇室の方のご通行の気配を察すると、町民は、沿道を警備する
警察官に「今日はどなたがお見えですか」などと声を掛けながら、
昔と変わることなく皇室の方をお迎えしようと沿道に並ぶのです。
さて お聴きくださったリスナーさんからのご感想が 届きました。
~今日も葉山町の歴史、とても心暖まる思いで伺いました。
葉山の町の皆さんが大事なものを復興させたパワーには、ほんとうに感じ入りました。
ほんとうにこのコーナーはおもしろかったです~